好きな人は大好きだけどダメな人は絶対ダメという両極端なアイテム、アロハシャツ/ハワイアンシャツ。
僕は大好きなほうです。
アロハは主に古着で買うことのほうが多いんですけど、いまブランド別で、一番数を揃えてるのがこれ。
pierre cardin(ピエール・カルダン)
古着屋で柄シャツコーナーを見ると、ほぼ必ずあるのがこのブランド。ただし年代も浅いうえにタマ数も多く、さらにハワイ製ではなくKOREA製のため、ヴィンテージアロハとしては見られていません。どこでもどレギュラー古着として扱われています。
タマ数自体もだけど、とにかく柄の種類が無限。その中でもよく見かける柄はあるものの、おそらく何百~何千という柄が存在しているので、コンプリートは到底無理。逆に言えば見つけるたびに新鮮味があります。
古着屋やメルカリでアロハを眺めているとき、ピエール・カルダンには個人的にツボな柄がやけに多いことに気付いて、だんだんと意識して探すようになったというわけ。
以前はアロハはハワイ製だけを集めてたんですけど、そういう価値観もだいぶ薄れてきましたしね。
ピエール・カルダンについての説明はいちいちしません。
ただ、「ピエール・カルダンってアロハも作ってたんだ~」みたいに思う人がいるかもしれませんが、それは違います。
はい、そうですね。これらはアメリカで、ライセンス(名義貸し)によって作られたものです。
じゃあこれをどこが作っていたかというのは、タグを見ればわかります。
「RN 13185」
これを調べると、ニューヨークの「BURMA BIBAS」というメーカーだとわかります。
んでココ、この「BURMA BIBAS」という自社名のタグが付いたハワイアンシャツも作っててたまに見かけるんですけど、こちらのpierre cardinブランドと形もまったく同じで、柄がカブっている場合もある。どういう理由でブランド名を使い分けていたのかは、さっぱりわかりません。
その pierre cardin と BURMA BIBAS のアロハの特徴、まずひとつは台襟付きのレギュラーカラーであること。
ただ僕、アロハは普通に開襟のほうが好きなので、自分にとっては一長一短。一般的には開襟が苦手な人のほうが多そうなので、もしかしたらこっちのほうが好まれるかもしれない。
次の特徴は、素材。レーヨンとコットンの2種類がある。
上記のはレーヨンで、こっちはコットン。
僕はレーヨンのアロハに固執していた時代もあるんですけど、日本のジメジメした夏にはやっぱりコットンのほうが向いてます。洗濯も簡単ですしね。
そんなピエール・カルダンのアロハの中で、僕が率先して探しているのがこの柄。
個人的に「美人柄」と勝手に呼んでいますが、いわゆるピンナップ・ガールです。
なんだかちょっと抜けていて、全然美人じゃない。そんなところが愛嬌があって可愛い。
この他には黒ベースのものを2種類見かけたことがありましたが、メルカリで先に買われたり、古着屋では予算オーバーだったりして、まだ未入手。しぶとく探していきます。
ところで僕は、古着は実際に着ることよりも、買ってはメルカリで売り、また買ってはメルカリで売り……を繰り返す形で、主に買うこと自体と蒐集を目的に趣味として続けているんですけど、このピエール・カルダンのアロハに関しては、それがとても難しくてですね。
とにかく相場が安い。
前述のとおりタマ数が多すぎるのでボコボコ出てくるし、古着市場ではまだ付加価値が付いていない。なのでメルカリではたまに1,000円前後で売りに出してる人もいたりして、手放そうと思っても自分が売りたい値段ではなかなか出品できない。ですから、つい買うほうばかりが捗ってしまいます。
メルカリだけじゃなく、古着屋でもかなり安く出されていることがあります。個人的には3,000円以上が付いてたら「高いな」と思う程度です。
ただ、なんでこんなに多く出回っているのかはわからないところもありまして。
というのも、古着好きじゃなさそうな人がこのピエール・カルダンのアロハをメルカリで出品していることも多いんです。ということはもしかしたら、かつては百貨店などで日本国内でも販売されていたんじゃないか? と考えたりもしています。
いずれにせよ、まだ他の誰にも見つけられていない「自分だけのおもしろい古着」として、これからも集めて調べて着ていこうかなと思ってます。
特別な価値なんてないからこそ、気負わずに着れるのもいいところです。
楽天にもたくさんありまして、以下リンク載っけとくので、良いのがあったら買ってね。
人気の黒ベースが多いのも特徴ですよ。
マジで無限に出てきますからね。
メルカリは皆さん勝手に探してみてください。
それでは。