とってもおしゃれブログ

へそまがりな洋服好きの中年が全然おしゃれじゃない偏屈アイテムについて個人的な思い入れを語るブログです。

戦争反対 軍パン賛成【再掲】

※最近コレを買い直したので再度紹介したいのと、アクセス数が良好なので、日付を最新に変更して再アップします。

 

以前は軍パンを穿こうと思ったら、軍物のオリジナルしかあり得ないと思ってました。

軍パン風に作ったファッション用のモデルなんて論外。ミルスペックが付いた民生品ならギリでアリかな? くらいに考えていたものです。

 

ところがここ最近、かつてはどの古着屋にも転がっていた米軍M-65まで枯渇化。フランス軍のM-47は、ただでさえマルタン某の手垢が付いてて厄介だったのに、人気芸能人が着用したおかげで値段が暴騰。普通に買えるような代物ではなくなってしまいました。

 

なんだかな~と思っていたところで、『POPEYE』でも使われていた上野・中田商店のオリジナルブランド「SESSLER」のジャングル・ファティーグを試しに買ってみたら、これが予想に反してすこぶる良くてですね。

 

これを受け入れてしまったら、蒐集品は別として、普段着なら別に実物じゃなくレプリカでも充分じゃないか! と、考えがコロッと変わってしまいました。

 

そうなると、オリーブドラブ以外のカラーでも別にいいじゃないかとまで思い始めるようになり……。

 

僕は基本的に服はネイビー、グレー、白、ベージュを中心に着ていますので、軍パンだってネイビーのほうが合わせやすいんです。

(ちなみに僕はカラー・コーディネートがとても苦手で、オリーブを使うと色合わせにちょっと迷ってしまうことが多いのです)

 

そして今回購入したのが、人気の軍物メーカー「PROPPER」のBDUパンツ。

 

 

原宿CASSIDYをはじめいろんなセレクトショップで扱われていて、今や新品の軍パンを代表するブランド。キャシディの名物スタッフである八木沢さんもしょっちゅうコレを穿いてますね。

 

昔からさも定番だったように思われがちですが、ちょっと前までは中田商店をはじめとしたミリタリー屋くらいでしか見ないブランドだったんですよ。

元々ファッション向けじゃなくタクティカル・ウェアのメーカーなので、サバゲーをやる人や、屈強なアメカジ向けのようなイメージ。

 

タクティカル/レプリカのメーカーには他にも、有名な Rothco(ロスコ)や TRU-SPEC(トゥルー・スペック)あたりがありますけども、「4シーズン穿ける生地」「コットン100%」を優先して、今回は無難にPROPPERを選ぶことにしました。

 

▼2023年6月現在、こちらの2軒が日本で最安値だと思います。

hb.afl.rakuten.co.jp

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軍パンとしてはけっこう細めにできています。今は個人的に太めが好きなので理想よりはちょっと細いんですけど、一般的にはちょうどよい太さかと思います。

 

実店舗で買うと1万円前後。昔よりだいぶ高くなりましたね。セレクトショップで人気になったので値段が吊り上がった……というのは正直あると思います。

楽天ならまだ安く買えますけど、在庫切れが多いので、有るときにすぐ買っといたほうがいいですよ。

 

 

ちなみにRothcoのリップストップは生地が薄くて、夏だけ穿くならむしろこっちが良さそう。

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そしてPROPPERには、ポリ×コットンの混紡もあるんです。

アタリなどのアジは出づらそうですが、耐久性やシャリっとした肌触りを重視するならこっちでもいいかも。

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結局コレクションしたくなっちゃうなァ笑。

 

 

てなわけで近頃は自分の中で、“着るための服” と “持つためだけの服” がきっぱりと分かれてきてて。

 

もともと大事な服や貴重な古着はもったいなくて着られないタイプなんですけども、「せっかく買ったのに着ない」「どうせ着ないくせにまた無駄遣いしてしまった」……なんていう罪悪感は常につきまとっていました。

でもいざ “着る服” と “持つ服” は別でいいんじゃない? と自分の中で認め始めたら、なんだか気分がスッキリとしてきました。持つための服も、もし着たい気分になったら着ればいいし、眺め飽きたらメルカリで売ればいいし。

 

そう、メルカリは大きい。処分する方法の幅が広がったというのは大変ありがたい。しかも幸いなことに、僕の好きなジャンルはもともとユーズドの市場があって、損しない程度の値段がつけられるというのも助かる。場合によっては買ったときより値段が上がりますから、永遠に遊べる無限ループですよ。

 

じゃあ僕の “着る服” はどんなのかと言いますと、歴史のあるブランドで、昔から今までずっと展開されているアイテムであること。さらに、入手しやすくいつでも買い直しが利くこと。

コレクション目的で買っている古着のほうは「希少性」や「物珍しさ」がポイントですから、ある意味で真逆とも言えます。

 

もう、どうでもいい服ばかり着ていたい

 

毎日コーディネートで迷いたくもないし。自分で実際に着る古着も、数百円で買った無価値なレギュラーアイテムばかりだし。

 

そして趣味上でのこだわり条件としては、「インポート・ブランド」であること(※たまに例外アリ)。

 

そうやっていろいろとフィルターをかけてふるい落として、消去法でモノ選びができますから、ある意味ではすごく楽ちん。

 

でも実は「LOLO」とか「EEL Products」とかの日本ブランドも好きで、そういうのを着てるようなおじさんにもなりたいなという願望も常に持っているのですが、モノマニア的な視点とは別の話になっちゃうので、それはまたいずれ……ということで。