昨シーズンから新調しようとしていたものの、なかなか次の候補が見つからなかったサンダル。
基本は20年くらいずっとhavaianasのビーサンを履いています。
※記念すべき当ブログ最初の記事
havaianasに関してはこれからもずっと履いていくつもりです。
そしてもうひとつが、“ノームコア” ブームの際にファッションアイテムとしても一般化したNIKEのスライドサンダル。
はじめは「履きやすいし濡れても平気で軽くて安くてこりゃいいや」と思っていましたが、その後、靴の量販店やドン・キホーテ、果ては各種ディスカウントストア等でも売られるようになり、さすがに外に履いて出かけるには憚られるようになっていました。
もうNIKEは卒業して次の自己定番を探そうと思ったものの、
- 安い
- 軽い
- 手を使わずに履ける
- 濡れても大丈夫
- いつでも買い直せる定番モデル
- 自分の好きなブランド
- できればネイビー
という自分の条件を満たす理想的なサンダルを、なかなか見つけられずにいました。
まず考えたのは、BIRKENSTOCKのEVAシリーズ。
これ、ちょっと前まではいろんなお店で2,900円程度でよく売られてたんです。
ところが去年あたりから突然見ることが少なくなった。コロナ禍の影響なのかメーカーからの規制なのか並行輸入も見かけず、国内正規品は高いうえにあまり目にしない。
次に候補に上がったのはKEEN。
「SHANTI(シャンティ)」というモデル。
ただし予算は5,000円程度で見ているので、それよりはちょっと高い。さらに、デザインの傾向がオールマイティではない。特にリネンシャツみたいな上品めな服を着たときにはまったく合わない。
他にも思いつく限りいろんなブランドを検討しましたが、なかなか見つけることができず。
そこで、「まずはサンダルで有名なブランドをイチから当たってみよう」と考えたところ、いの一番に浮かんだブランドがコレでした。
Teva(テバ)。
まさに原点回帰。
むしろ普通に考えれば「そもそもなんでそれが候補に出てこないの?」と言われるくらいの超有名ブランドだと思います。でも僕、実はこれまでTevaは意識的に避けてきたところもあるんです。
先にも述べた “ノームコア” の時代、ビルケンやNIKEと並んでTevaもよく取り上げられていました。その中で最も女性やファミリー層にまで認知度とユーザー層を広げたのがこのTevaでした。
それ以前は比較的、アウトドア物が好きな人向けの本格スポーツサンダルという印象だったので、NIKEのサンダル同様に ”マス落ち” してしまったと感じていたのです。公園なんかに行くと、パパママのTeva着用率ってすごいですからね。
そして何より。
僕がサンダルに求める最も重要なポイントである「手を使わずに履ける」こと。Tevaの代表的モデルはこの条件には合いませんので、そもそも候補に上がることすらありませんでした。
ところが今回、改めてサイトで商品ラインナップを眺めてみたところ、これまで自分はまったく知らなかった定番モデルを見つけたのです。
テバ公式【 ユニバーサル スライド|UNIVERSAL SLIDE| 1124047 | メンズ】Teva® 公式サイト
UNIVERSAL SLIDE(ユニバーサル スライド)
Tevaを代表する(そして公園のパパママたちがよく履いていて、他ブランドにもデザインを盗用されまくっている)モデルである、UNIVERSAL。それの、かかとのストラップがついていないモデルがあるじゃないですか!
歴史は浅く、比較的最近に発売されたモデルのようですが、準定番みたいなポジションではあるっぽい。
軽さは問題ない。
もともと水場での使用を想定されたアウトドアアイテムなので、当然雨に濡れても大丈夫。
マスに広がりすぎてるけどNIKEほどじゃないし、別にTevaというブランド自体に拒否感があるわけではない。
今後も定着しそうなモデルではある。
カラバリにはネイビーが無いけど、無難な黒があるならば、まァとりあえずOK。
さらにこれならシャツに合わせても問題ないでしょう。
あと問題は値段で、7,700円と自分の予算よりは高めですが……
楽天ならだいぶお安く買えるじゃないですか。
ハナから「無い」「対象外」と思い込んでいたブランドに理想に近いモノがあるんだから、何がどうなるかわからない。
そして先日ついに購入しました。
今さらですが、初めてのTeva。
Tevaなのに、いちいちテープをベリベリしないで履けるぞ!
すこし履いてみた印象。
僕は甲が低めなうえに靴はビチっとフィットしているほうが好きなので、甲のテープをキツめにすると、ベルトの先が地面を擦ってしまう。なので抜群と言えるほどのフィット感はなく、どうしてもツッカケている印象は否めない(逆にNIKEのほうは甲のバンドが分厚いのでビチっと吸い付くんですよね)。
でもいずれ慣れて足のほうが靴に合ってくるでしょうし、基本的に気になるところはそれ以外にナシ。あとは実際に履いて過ごしてみるのみ。クッション性も悪くないので長時間の着用もイケそう。
これから履いてみて調子がよければ、マイ・スタンダード化できそうです。ぜひ期待したい(この先、NIKEみたいなことがなければね)。
ちなみにTevaのこのベルトのデザイン、特許や意匠権を取っていないのか、他のブランドにもパクられまくっていますよね。なので、このデザインのサンダルがほしいだけの場合は、よそでもっと安い値段で買うことができる。
無印にも同デザインのサンダルがありますからね。
でも、そういうところ、僕はやっぱり妥協できない。
もし同じデザインで同じ履き心地だとしても、このロゴが有るのと無いのとでは大違いなんですよ。ボーダーシャツも、左袖に「SAINT JAMES」や「ORCIVAL」と入っているのが重要なのと同じように。
それに本物を一足でも持っていれば、2足目以降は類似品を買ってみてもいいかな? と思ったりしますし。
あと、このままTevaを気に入ったとしたら、これまで避けていた踵ベルト付きの “ホールド感” というのものも味わってみたくなってしまいそう。
しかもTevaだけじゃなくて、おなじくスポーツサンダルで有名な Chaco はもちろん、上記の無印も比較検討として買ってみたくなるじゃないですか。なりません? なりますよね? 普通ですよね?
てなわけで、僕の場合は新しいアイテムとの出会いはそれが終着点ではなく、出発点になってしまうことが多々あるんです。
来シーズンには「Tevaは踵のベルトがあるからこそが良い」とか平気で言ってたりするかもしれませんからね、僕。
そういうやつなんですよ。僕は僕のことをよく知ってるんで。ええ。
それでは、また。