短パンを一気に3本買いましてん。
僕、若い頃は短パンなどまったく愛用しておらず。
ところが近年の異常な夏の暑さと、子供と遊ぶとき必要に迫られたことで仕方なく手を出して以来、夏を短パンなしでは過ごせなくなりました。
もともとの動機がソレなので、短パンは機能性こそが最重要ポイント。オシャレーかどうかなんてのはまったく気にしていません。
でもモノマニアですから何でもいいってわけではなくて、やっぱりいろいろとこだわりはあります。
最初に愛用品となったのはコチラ。
L.L.Beanの「クラシック・サプレックス・スポーツ・ショーツ」というモデル。裾丈は6インチと8インチがあります。
水陸両用のスイムウェアですね。シャカシャカ素材でメッシュライナー付き。軽くてスースーして、ゲリラ豪雨にやられても気にならないし、急な水遊びにも使えて便利。
細かいところでは、内側にコインポケットが付いてるのが良いんですよ。鍵を入れたり、プールで実際に小銭を忍ばせておいたり。
買ったのはどれも5年以上前。今はマイナーチェンジがされていて、裾のロゴが「カタディン・ロゴ」に変更されたんですね。僕はカタディンが大好きなのでそのためだけに買い替えたいくらいなんですけど……
値段が2,000円くらい上がっちゃったんです。以前はセールで買っていたこともあり、実質、倍くらいの値段になってるんですね。そこまで変わっちゃうと、さすがにリピートする気にはなれなくて。
んで今年、まだまだ穿けるけどさすがにちょっとくたびれてきたし、なにか買い足したいなと思いまして。
L.L.Beanのサプレックス・ショーツを基準に、同じ感覚で穿けるモノでいろいろと探していたら、素材・機能・デザインでほぼ満点のを見つけたんですよ。
それがこちら。
ユニクロです……。
「ナイロンギアショートパンツ」という商品。
標準装備のイージーベルト、たくさん付いたポケット、メッシュライナーは付いてないけど水遊びにも使えるナイロンのリップストップ素材。劣化するポリウレタンも使ってない。
実際に穿いてみても最高です。日本の規格とセンスで作られてるのでさすがにサイズバランスが申し分なし。
正直、これに決めてまとめ買いしてもいいくらい。
でも。でもです。
やっぱりユニクロって、買うときも着るときも嬉しさが無いんですよ。
僕はインポート・アイテム至上主義者なので、ユニクロで服を買ってもまったくテンションが上がらない。
買うときは「コレすげー良い!」と思っても、いつも結局は部屋着になっちゃうんです。
そもそも僕にとっての短パンは部屋着の延長みたいなもんなので、これはこれで全然いいんだけど、暑いおんもへ出るときに「ヨッシャー! 行くぞー!」と気分がアガるようなやつが欲しい。かっちょいい外国のブランドが作ってるやつ。
しかも来年以降もこれを買い直せるかどうかはわかんないじゃないですか。それが嫌で。
てなわけでこれを買った直後にもう一回あらためてアレコレと探してみたら、アメリカもので良さげなのを2つ見つけまして、思い切って買ってしまいました。
まずはこれ。
Columbia、PFGシリーズの「バックキャストIIIウォーターショーツ」。
これも裾丈が6インチと8インチとがあって、僕のは8インチ。セール価格で買いました。
コロンビアって、日本で展開されてるアイテムは海外と全然違ってるんですよ。
ただしココは、ゴールドウインがやってるTHE NORTH FACEのような完全なライセンスというわけではなく、本国の100%子会社が日本支社を運営してるのでまだ許せるほうなのですが、できればやっぱり海外モデルのほうがよくて。
んで、この海パンは「インターナショナルサイズ」と書いてあるし、USAのサイトにもちゃんと載ってるので、そのあたりも含めてバッチリだなと。
紫外線をブロックしてくれるシャカシャカ素材。
こういうイレギュラーなポケットがまた意外に使えるわけですよ。で、ベルトループが付いてるってのが地味に嬉しくないですか。無くても穿けるんだけど、その時どきの具合で調整したいことってよくあるので。
コロンビアは色味がポップで明るいカラーが多いのが難点で、もっと濃い目の落ち着いたネイビーだったら最高だったんですけど、まあ許容範囲かなと。
ブランドとしてはL.L.Beanのほうが好きなんだけど、全体の仕様、機能のディテール、そして値段…… どれを見てもL.L.Beanのサプレックス・ショーツを超えてしまいました。これからはこっちにします。
ただしユニクロ同様、これをずっと継続展開してくれるのかという問題が。アウトドア・ブランドですから、類似のアイテムは何かしらあるとは思いますけどね。なんとか定番であってほしい。
最後の一本はコレ。
「COBRA CAPS」っていうアメリカのマイナー・ブランド。
1985年創業で、ブランド名どおりキャップから始まったメーカーとのことですが、ここ最近日本での販路を持ったのか、セレクトショップでちょこちょこと見かけるようになってました。
まだ日本企画やライセンスの手垢が付いていないので、今が買い時かな。
これに関しては、正直、品質がどうのこうのというものではありません。
むしろクオリティは低いです。縫製を見てると不安でしかない。どれくらい洗濯に耐えられるのかな……。
イージーベルトも薄いゴムなので、引っ張っても片手一発ではビシっとキマらない。うんしょ、うんしょと引っ張って固定する感じ。
でもですね、こういうラフでユルい雰囲気って、日本のメーカーでは絶対に出せないんですよ。ほんとアメリカン・ブランドならでは(製造はベトナムですけど)。
アメリカ西海岸で、服装なんて気にしない普通の人たちが適当に穿いている感じそのまんま。「これぞアメリカの服」というおおらかさにあふれています。
いやー、これ良いなあ~。
コロンビア同様、バックポケットにはちゃんとファスナーが付いてて地味に良いですよ。ここに小銭は入れられますね。
生地も柔らかでフワフワでユルユルなので、もしもメッシュライナーを切っちゃったらハミチンの危険性アリです。
水陸両用のスイムショーツってライナーを取っちゃう人が多いんですけど、僕は絶対に取りません。メッシュライナーによるチンポコの絶妙な固定具合って僕はむしろ好きなんですけどねー。どうでしょう?
てなわけで今回は、まだ愛用してるわけじゃなくて買ったもの紹介みたいな感じだったのですが、もともと自分の中にある基準と比較しての感想なので、まぁ間違いないかなと。
あとは耐久性。これは使ってみないとわからないんでね。これからが楽しみということで。
でも、これらを今後も着続けるかどうかは結局 “気分” によるところが大きい。
これだけ書いておいて、来年には全然好きじゃなくなってるかもしれません。
こればっかりはどうしようもない。先のことは誰もわかりません。
Who wears short shorts?
We wear short shorts!