今シーズン、やたらとハマっちゃって、こればかり着てます。
ハイゲージのセーターをたくさん買い集めました。
残念ながらJOHN SMEDLEYではなく全部GAP。
もちろんジョンスメを揃えられればそのほうがいいですけど、さすがにお値段的にそういうわけにはいきませんので。
並行輸入だとちょっとお安めですね。20年前の定価くらいだ。
ユニクロにも人気のハイゲージセーターがありまして……
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E433836-000/00?colorDisplayCode=69
ずっと前からある定番アイテムで、品質もとても良いと評判です。
でも僕は品質やデザインうんぬんで選ぶのではなく、インポートブランド至上主義者なもので、大衆向けのブランドだとしてもやっぱり海外モノがいいなーと。そして、ヨーロッパも好きだけど、どちらかと言えばアメリカ派。そうなるとGAPってのは強い味方です。
こっちはメリノウール。今年のは紺色タグ。昨シーズンのは白いタグ。
こちらはコットン。
メリノウールの黒のみ通販限定カラーだったので定価3,900円からキャンペーン割引程度の値段で買いましたが、それ以外はGAPならではのアホみたいなセール価格で、どれも千円ちょっとで買っています。
6着も買って1万円弱。笑っちゃいますね。
ところで、子供の頃って、大人になると演歌が好きになるものだと思ってましたよね。
でも実際は、演歌は「かつて流行した歌謡曲のひとつのスタイル」ってだけで、大人・年寄りになれば自然と好きになるというものでもありませんでした(大人になって見識が広がることで良さが理解できるということは大いにありますけど)。
ところが洋服に関しては、明らかに「大人だから似合う」というアイテムがあるんじゃないだろうかと。
以前に投稿した、ツイードジャケットもそのひとつ。
で、このハイゲージセーターも同様なんじゃないかなと。やっぱ大人のほうが似合いますよね。若い人が着るとおぼっちゃま感やナード感が強くて、決しておもしろそうな雰囲気ではない。
音楽に話を戻すと、何歳になったからもうラップは聞きません、何歳になったからジャズを聞けますということはありません。むしろ世間一般では若者の反逆の音楽というイメージを持たれているメタルやパンクなんかは、今じゃバンドもファンもおじいちゃん・おばあちゃんになってしまいました。
ところが洋服に関してばかりは、Dr.マーチンのブーツはいつの時代も若者ばかりに愛用されるし(※パンクスの本職は除く)、スウェットも歳を取ってから着ていると汚らしく思われるし、チノパンも若者が穿いているとおっさんくさいと言われる。さすがにジーパンくらいになると年齢は超越していますけど。
これって何なんですかね。
もちろん、肌ツヤや体形とのバランスの問題とか、社会的なステータスとか、真っ当な理由はいくらでも考えられます。不思議なのは、その対象アイテムがいつまでも移り変わらないということなんですよね。
スウェットなんて大昔からある服なのに、着ている若者が年寄りくさいと言われることはないし、逆に年寄りがマーチンを履いていたら若ぶっていると言われちゃうでしょう。服装については、常に世代交代をしながら年齢別に推奨されるアイテムやスタイルが違ってくるというわけですな。
それがMBさんが言うところの「ドレスとカジュアル」という区別にあたるのですが、歳を取れば取るほどカジュアルで楽ちんな格好がしたいというのが人としての本音だと思います。
てなわけで、これまで自分では積極的に選んではこなかったハイゲージのセーターがシックリくるようになってきました。ただしそれに抗うため、ブランドはカジュアルなGAPだし、流行に合わせてオーバーサイズのダボダボを選んでいますけど。
若い頃は、身だしなみに気をつけて小綺麗にしてるおっさんに対して「ケッ!その年になってもまだモテたいのか!」って謎の敵対心を持っていたんですが、自分がおっさんになって痛感してるのは「おっさんは、モテるためではなく、嫌われないために小綺麗にしてたんだ…!」という悲しい事実でした。
— ヨッピー (@yoppymodel) 2020年12月31日
まさにこんな気持ちです。
どっちかと言うと「反・上品」でかっこつけてきた僕も、さすがにそろそろそういうわけにもいかなくなってきたし、自分自身を鏡で見ても、小綺麗な服でバランスを取る必要が出てきたなと実感した次第です。
これからの年齢でスウェットとジーパンで格好をつけるには、それに見合ったキャラ作りが必要になってくるのかもしれませんね……
でも実は、僕が一番お気に入りのハイゲージセーターはL.L.Beanのコットン/カシミア・セーターなのですが……
サイズが小さくなって全部処分しちゃったので、これはまた別の機会に……