河原で酒飲みながら書いてます(マジで)。
ツイーターで、「自分はおしゃれだ」と言い張る人に絡まれましてね。
こいつ、俺が言ってること全然伝わんねえよ……
— 齋藤 (@saito_d) 2018年9月22日
みなさん、おはようございます。 https://t.co/tTOCfNXmZH
僕はおしゃれじゃないらしいです。
僕が最初にファッション関係者のツイートに対して反論したのがきっかけですので、僕から喧嘩を売ったと言えばそうかもしれませんけど(※ZOZOスーツの話を引き合いに出し、「ジャストサイズ」なんてものはただの概念であって、実際には存在しない架空のものではないか?とふっかけたのです)。
すると、自称おしゃれという人から「お前なんか全然おしゃれじゃないくせにふざけんなよ」みたいなイチャモンをつけられて、やれ「お前はダサい」、「論理的思考ができない」と馬鹿にされまして。
ただし僕も口喧嘩が大好きなものだから逆に楽しくなっちゃって、その結果、相手に嫌がられるまで僕が粘着しちゃってるんですけど(笑)。
このブログのプロフィールにもあるとおり、僕はおしゃれじゃありません。
ただの洋服マニアです。特にアメカジ系の。
しかも価値のあるヴィンテージとかじゃなくて、他の人が目をつけていないひねくれアイテムを探し出すという、他人の共感を得づらい、何とも珍奇な趣味でやっております。
加えて、着ることを目的としてはいませんから。
持ちたいの。眺めたいの。調べたいの。
持ってるついでに着る。そして、飽きると売る(これポイント。ファストファッションなんて古着としてリセールできないでしょ? 女性用の下着なら、着れば着るだけ売れるけど)。
とはいえ、そんな嗜好に至るまでには、人並みに流行りのファッションを気にしてた時代もありました。まァ以前はおしゃれに憧れたりもしましたよ。結局はなれなかったけど。
でも、そもそも「おしゃれ」ってなんですか?
おしゃれを定義した文献はありますか?
本じゃなくても、慣習的に一般化されてます?
人をおしゃれかどうか判断する基準は何ですか?
そんなの無いですよね。なので、僕をおしゃれじゃないと言って馬鹿にしてきた人に、そのことを問うたわけです。
あなたにとっておしゃれとは何か。その基準は何か。あるとすれば、それは何に準拠しているのか。そして、あなたはどんな格好をしているのか。何が好きなのか。
回答は、ありませんでした。残念。
ま、無いでしょうね。無いと思って聞いてますから。無いんですよ、そんなもの。
僕はありますけどね。
おしゃれって、洋服だけの話じゃないですから。
以下、あるキャラクターを設定して考えてみましょう。
【ケース1】
若い頃から憧れていた鎌倉に在住。趣味はもちろんサーフィン。
土曜の昼。20年ずっと着続けているヨレヨレのTown & CountryのTシャツに、いつも海で穿いているボードショーツとビーサンといういで立ちで、友人が営むカフェでオーガニックコーヒーを飲みながら談笑。
午後はテニスでひと汗。
夜は友だちと、ライブ演奏付きのバーで会食。アコースティック・ギターの演奏を聞きながらハンバーガーでビール。
明日の予定は特にないし、二次会はどうしようかな。
月曜は早朝のビーチで軽く波に乗ってから、シャワーを浴びて、都内へ出勤。
【ケース2】
金曜の夜はZOZOTOWNのアーバンリサーチとナノ・ユニバースで、インスタで見たコーディネートを一式注文。
土曜は昼まで寝て、起きたら、録画してる美少女アニメを見ながら2シコり。
夜までずっとオンラインゲーム。晩ごはんはカップラーメン。ストロングゼロを2本。
日曜日はがんばって午前中に起きて、ZOZOから届いた洋服を受け取る。
それを着て出かける先は、池袋のアニメイト。買ってきた同人誌を読みながら2シコり。
夜、お腹が空いたので松屋でカレーをテイクアウト。
「月曜がイヤだ」とツイートし、1時に就寝。
これのどっちが「おしゃれ」だと思いますか。
洋服なんて、おしゃれに必要な要素ではないんですよ。
むしろ洋服なんて無くても、おしゃれは成立するんです。
なので、僕はおしゃれじゃないです。
だから僕は、洋服だけでおしゃれを語ろうとする似非おしゃれが現れると噛み付くんです。
お前ごときがおしゃれを語るなと。しかもツイッターみたいなところで。洋服を着たくらいで簡単におしゃれになれると思うなよ。
そして僕は、おしゃれになんて絶対にならねえからな。
俺はただの服マニアで、毎晩一人で酒を煽って寝るだけなんだ。
おしゃれになんて、なってたまるか。