とってもおしゃれブログ

へそまがりな洋服好きの中年が全然おしゃれじゃない偏屈アイテムについて個人的な思い入れを語るブログです。

ピンクが大スキー

今回も無地Tシャツの話題ですが、ボディではなく色について。

 

ボディに関してはこちらから。

 

 

僕、10歳くらいの頃からずっとピンクが大好きでして。

昔はピンクは女の子の色でしたから、あえてその色を選ぶというところに、子供ながら世間の既成概念に対する反骨精神やひねくれた感覚を楽しむ気持ちがあったのを今でもちゃんと覚えています。

三つ子の魂なんとやら……

 

 

とはいえさすがに子供時代にピンクの洋服は着ておらず、ピンクTを着始めたのは大学時代で、最初に買ったのはGoodwearのポケTでした。

 

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今では信じられないような高値になってしまいましたが、当時は定価で2,900円。セールになると大体1,900円程度で買えたもんです。

 

その最初の一着は「BEAMS BOY」で購入。

ピチピチなサイズ感が全盛の時代だったので小さめのサイズが欲しかったのですが、そのときのBEAMSではMサイズ以上がメンズ扱いで、Sサイズはレディースだったんですよ。なのでSを買おうとしたらBOYのほうにあると案内されましてね。

 

はじめは薄いピンクを買って、その後に濃いピンクも買って。Goodwearは本当にタフなので、体が成長して着れなくなるまで10年は着てたんじゃないかしら。

 

ちなみにGoodwearを初めて着たのはこのポケTではなくて、襟・袖・裾が細リブになってるタイプ。今はまったく見なくなっちゃいましたけど。それを、衣装ケースにグラデーションで並べられるほどたくさん持っていました。僕の制服と言えるくらいに。もちろんそのモデルでもピンクを着てましたね。

ま、それはまた別のお話で……。

 

その後もラルフ・ローレンのワンポイントや古着などなど、常に欠かさずピンクTをワードローブにラインナップしてきました。

Tシャツだけじゃなくてセーターもポロシャツも持ってて、色としては一番多く着てきた気がします。

 

買い替えでここ2年くらいは珍しく(もしかして初めて?)ピンクを切らしていたんですけど、やっぱりたまに着ないと落ち着かなくて、今年になって2着買いました。

 

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ひとつはGAP。もう一枚は前回の投稿で取り上げたALSTYLE。

どっちもMADE IN U.S.A.でもなく、昔のGoodwearよりさらにずっと安いという。

 

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ピンクって、おっさんになったほうが似合う気がしてるんですよね。セーターなんかは特にそう。

オレンジあたりの色も同様ですが、肌の枯れ具合をいい具合で補完してくれるのかもしれません。

 

意外とどんなズボンにも合わせやすいのも便利で、デニムは濃淡関係なく相性がいいし、オリーヴの軍パン、ベージュのチノパン、グレーパンツ……、あらゆるズボンに合わせやすい。

赤や黄色なんかよりも大人っぽい落ち着いた雰囲気を出せるので、僕の中では最高の差し色なんですよ。

 

 

で、そのピンクを好きになった実際のキッカケというのは、80年代末~90年代初頭。バブル時代のスキーウェアなんです。

僕の生まれは山形県で、スキー場がそこかしこにあり、当時は父親と毎週スキー場へ行って滑っていたもんです。

 

当時のスキーウェアってこういうノリで。

 

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https://www.mercari.com/jp/items/m41283221844/

 

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画像で見る長野県スキーの変遷(長野県スキー100年の歴史) -信州の旅.com-

 

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みんなの平成

 

 

 

ネオンカラーばりばりでド派手な柄。こういうのがかっこよかったんですよ。

日本だけじゃなく、当時のスポーツウェアって世界的にこういう雰囲気でした。

 

なので当時はメンズやキッズのアイテムにも蛍光ピンクってよく使われてて。

僕はスキー板やブーツ、ビンディング、帽子やインナーに至るまで、どれもこれもピンクが使われているものばかりを選んでいました。

 

スキーのことはわからない方も、その時代のトレーニングウェアやスニーカー(テニス、バッシュ、フィットネス、サーフ系)をイメージしてもらえれば何となくわかるんじゃないですかね。

 

あ、そうだ。あと、紫ね。蛍光ピンクと紫。これが僕が子供の頃に大好きだった色でした。

 

パープルも同じくずっと好きで、何故か嫌になった時期があって10年弱くらい間が空いたんですけど、今また良いなと思ってるので、やっぱり原体験には抗えないものだなと。

 

 

上記の盛岡の古着屋のTwitterの投稿にもあるとおり、このテのデザインって今見ると新鮮な気がします。

でも、先の90年代リバイバルブームでは、当時のスキーやスポーツのテイストって微妙にスルーされてしまったようで。

別に流行ってほしいとも思いませんけども笑、こういうノリのデザインって、僕ら世代にとってはひとつのノスタルジーだよなと思うところであります。

 

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スキー用具のメーカー、どれも知ってるな。懐かしいな。毎週チラシを見てはスポーツショップに用具を眺めに行ってたもんな。

昔からなんでもかんでも、アクティヴィティそのものよりも道具のほうが好きなんです。どうしてもそういう性質(タチ)なんですよね。

 

このあたりの古着があったら、ちょっと欲しいかもしれない。