齋藤のとってもおしゃれブログ

へそまがりな洋服好きが全然おしゃれじゃない偏屈アイテムについて個人的な思い入れを語るブログです。

温新知故(Champion / Reverse Weave)~再掲~

※こちらは過去の投稿ですが、おかげさまでよく読まれているので再編集しての再アップとなります。

 

これまでいくつかスウェットに関するお話を書いてまして、おかげさまで当ブログの過去記事の中でも特に好評を得ています。

 

これは「徹底的に作り込んだ高級なスウェットより、形も生地も悪くて安っぽいやつのほうがアメリカっぽくてカッコイイよ」という内容の投稿。

 

こちらは「チャンピオンと言えばリバースウィーブだけど、リバースよりもエコ・フリースというペラいやつのほうが良いんじゃないの」という内容です。


 

とはいえ、決してリバースウィーブが嫌いなわけではありません。むしろ大好きです。

 

リバースウィーブ(REVERSE WEAVE)と言えば一般的にはもっぱら古着なわけですが、現在は過去にないほどの大ブームとなり価格が高騰中なので、ひねくれ者としてはちょっと引いてしまう。

 

ところで、リバースウィーブは古着だけではなく現行品もあるのに、何故か取り上げられることがほとんどない

 

たしかに古着は年代によってタグが違ったり、色もプリントの種類も豊富にあったりで楽しみ甲斐がある。それになんと言ってもあの独特の図太いアームホールと着込まれてヨレた雰囲気は、古着にしかない魅力。

 

でも待てよと。希少性や流行は別にして、ただ素直にあくまでスウェットシャツとしてフラットに見た場合は、現行品もすごく良いんですよ。

 

ここからは、筆者個人のこだわり。

ヘインズ ジャパン社が販売する日本仕様ではなく、アメリカ本国のUS企画に限る。

日本のものは生地も縫製も“きれい過ぎ”たり、本国ではもう作られていないはずのMADE IN U.S.A.だったりして、逆に紛い物っぽく感じちゃうんですよ。


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日本人向けにサイジングされているのも、僕にはちょっと違う。日本人の身体に合わない海外モノを無理矢理イキがって着るからこそ、独特な雰囲気が出るわけ。そこはどうしても譲れないポイント。

 

 

こちらがそのUS企画の現行品。

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現在はホンジュラス製がメイン。他にはエル・サルヴァドル製もあるんだっけかな。

 

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まずはとにかく、この値段ですよ

 

クルーネックなら6,000円前後、フーディ(パーカ)でも7~8,000円くらい。それって古着で買うよりも断然安いじゃないですか(2021年2月現在)。

 

骨董として古物を楽しめる人は古着でも結構ですが、普通は新しいほうが良いに決まってます。誰かのお古よりも新品のほうが安いんなら、新品のほうがよくないですか?

 

もちろん、実際に着てみても良い物なんです。

 

古着と比較すると、腕まわりが少し細くなっているように感じます。古着のリバースはそのズドンとした太いアームが魅力ですけど、上着を着るときにはその太さが邪魔になりがちなので、むしろ細くなってるくらいでちょうどよかったりします。でも袖丈はかなり長めなので、クシュっとしたたるみは出ます。僕はそのあたりも好み。

 

身幅は昔と変わらずたっぷりあって、むしろ縮んでて当たり前の古着よりも太い気もする。一方で着丈はさほど長くないので、普通にめちゃくちゃ今っぽいシルエットなんですよ(これも2021年2月現在の感覚)。

 

そして生地。表も裏毛も柔らかくて、古着リバース特有のあのガサっとしたドライさが感じられないのは残念ではありますが、正直そこは人それぞれの好みだし、むしろふわっと柔らかめなほうが一般的には支持されるのではないかと。アメリカ風に乾燥機へ何度もぶち込めばどんどんガサついてくるんじゃないかしら。

 

何より、新品はリブが伸びていない

 

いや、古着のリバースはリブが伸びてるほうが好きな人もいるし、裾なんかはストンと落ちるようにわざとぐいっと伸ばしたりするものです。それはわかってます。でも袖口だけは! 袖口だけはピチっとしてないとダメなんですよ僕! 他の人は知りませんけど。

 

要するに、「アメリカ製じゃない」「シルエットが昔のとは違う」というだけで、冷静にモノとして見てみると、別に古着に劣るものではないんじゃないかと。

 

 

一方、古着のリバース。

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ほとんど売っちゃって、手元に残ってるのは2着くらいになっちゃいました。

このワンポイント(通称:目付き)なんて、昔はカレッジプリントよりも人気が無くて、1,900~3,900円が相場だったんですけどね。以前はタタキタグや単色タグばかりが重宝がられてこの刺繍タグはどレギュラー扱いだったので、まったく評価されてなかったのに。

 

なお個人的には、古ければ古いほど値段が上がるヴィンテージ市場の価値観とはまったく逆で、リバースに関しては新しければ新しいほど高く評価しています。

80'sのプリントタグ/トリコタグは全体的にヘロヘロのものが多い印象で、それに比べて90'sの刺繍タグのほうが生地も厚く、ピシっと締まっているものが多い(年代が浅いので着用度合いが違うのも当然あります)。

 

そして誰にも評価されてませんが、以前持っていた近年モノは、90'sよりもさらに着心地が良かったんです。

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https://www.2ndstreet.jp/goods/detail/goodsId/2320690626143/shopsId/30740

 

そもそも古着のリバースって縫製は甘いし、リブは伸びやすいし、部活やスポーツクラブで実際に着られてたからダメージが目立ったりして、基本的に状態の悪いものが多いんですよ。

それが良いと言われたら「ええ、そうですよね、それもわかります」ってな感じですけど、僕はどちらかと言えばきれいなほうが良いです、はい。

 

 

てなわけで、古着リバースウィーブがかつてないほど枯渇化と価格高騰している中、ひねくれ男といたしましては、US企画現行品を愛好していこうと強く思っているところでございます。

 

……いや、古着のリバースだって大好きですけどね。

こんなに人気じゃなければね。さすがにあまりにも高くてね。

 

早く流行りが過ぎ去って、若者たちが手放してくれないかなぁ……。