「アメカジ」=「スウェット」なんですよ。
ジーパンとトレーナー。これだけでアメカジの出来上がり。
そしてやっぱりスウェットの王者と言えば、ご存じ、Champion の REVERSE WEAVE。
僕も古着でいろいろ持ってます。これぞまさに「定番アイテム」。
当ブログは初心者向けの解説を目的とはしていないので、リバースについての詳細な説明はしません。知らない人は図書館で調べてください。
でも実はあたし、以前はリバースウィーブって好きじゃなかったんです。
生地が厚くて身頃も袖も太いものですから、かつてはリバースを着ると上着が合わなかったんです。
しかも以前はタイトめが世間の主流でしたから、僕もピチッっとした服のほうが好きでした。
さらに筆者は、他の誰も注目していない「ひねくれアイテム」の探求者なので、みんなが好きなメジャーアイテムは意識的に避けちゃう性分なんです。
だから古着でスウェットを買うときも、敢えて Russell Athletic や Hanes その他の、非チャンピオンのボディを愛用していました。そっちのほうが値段も安くてタマ数も多いし。
でも、やっぱりダメでしたね。
リバースに関しては、どうしてもそのかっこよさを否定できなかった。
それを認めて解禁してみたら、なんだかんだ見つけるたびに買って増やしちゃいました。
認めたくはないけど認めざるを得ないかっこよさ。佐々木希や橋本環奈をかわいくないと言い張るのが無理なのと同じくらい、リバースウィーブの魅力を否定するのは無理な話でした。
昔はどこの古着屋にでも売ってたし、80's以降なら値段も高いというほどじゃなかったんですけど、最近また注目され始めて、90年代以降の近年モノでも相当な値上がりをしています。
特にパーカが出ない。もうプリントの良し悪しは関係なくパーカだっていうだけで1万円弱してる。びっくりですよ(※2022年時点では2万円弱です)。
良いの揃ってるでしょ。
でも、僕、そういったいろいろを経たうえでめぐりめぐって.....
もう一度、やっぱりリバースは要らねえなと思ってて。
こんなに人気があって高値で売れるなら、もう全部メルカリで売り払おうと思ってるんです。
クルーネックなら一着5,000円前後、パーカなら1万円くらいで取引されてますからね。僕の所持品も全部売れたら5万円くらいにはなりそうですよイヒヒ。
そして、売ろうとしてるという一番の理由。
リバースよりずっと着やすくて、かっこよくて、愛用しているスウェットが他にあるから。
それがこちらです。
同じチャンピオンから、USA企画で販売されている現行品、
その名も「Eco Fleece(エコ・フリース)」。
日本の代理店から販売されれているモデルではなく、USA本国企画の商品です。
まぁ言ってしまえば、何の変哲もなく、ポリ混で裏起毛の、いかにもアメリカンなトレーナーです。
ところがこれが、すこぶる良い。
- まずシルエットがシュッとしてるので、リバースウィーブのように上着が着づらかったりゴワゴワと邪魔になる感じがまったく無い
- 軽い
- ポリ混なので洗濯してもすぐ乾く
- 暖かい
- リバースのようなゴワゴワではなく、シャリ&フワっとした素材感で防寒性がとても高い(リバースはゴワゴワなのが良いんですけど、それとはまた別物として良い)
- サイズは日本の規格よりワンサイズ以上大きめ
- んで、安い
以上。
インポートショップやセレクトショップではたまに見かけることができます。
大型のドンキホーテでも売られてるのも見たことがあります。近隣に大型ドンキがある方は是非チェックしてみていただきたい。
結局スウェットなんて普段着として雑に扱えなきゃダメだと思うんです。
アメカジLOVERにとっては一張羅でもありつつ、運動はもちろん、寝間着にもできなければトレーナーじゃない。
ところが90年代のリバースウィーブまで一丁前なヴィンテージになってしまった今、ただの普段着として雑に扱うには勿体なくなってしまいました。
というわけで、そんなリバースよりも断然この「Eco Fleece」ですよ。
インポートだからどこにでもあるってわけじゃないけど、定番品なので入手はしやすい。
普段着としてもスポーツウェアとしても部屋着としても文句なしの機能性。
しかも無地だからすごく落ち着いて見えますし、中に白いシャツなんかを着ちゃえば大人な雰囲気を醸し出すことだってできるんですよ。
正直、現状ではエコ・フリースが僕のスウェットの到達点だと思ってまして。
おしゃれかどうかは置いといて、これがあれば普段の生活には充分。
だからもう、わざわざ着る必要のないリバースウィーブなんて手放してしまおうかと思ってるわけなんですけれども……
う~ん、リバースウィーブ、やっぱり見れば見るほどかっちょいいな。いくら高く売れるって言っても、リバースは手放したくねえな。
※追記※
2022年現在、結局古着のリバースウィーブはぜんぶ売ってしまい、その代わりにUS企画の現行リバースウィーブを愛用しています。
そうやって、いつまでもモノを処分できない。