HanesのBEEFYポケットTシャツを新調しましてね。
買ったのは、よく利用している下記の楽天ショップ「A-GRADE」。
ここは無地ボディやアメカジの定番アイテムがめちゃくちゃ安いし、商品ラインナップに僕のツボを突くものが多数あるので、本当によく買っています。
でもamazonにはもっと安いのがありました。ギャーッ!
もちろん、このBEEFY-Tはアメリカ本国企画のものです。
HanesとChampionを日本で販売している「ヘインズブランズ ジャパン」のアイテムは、同じブランド名や商品名を冠してはいるものの、仕様や素材はまったく別なのです。
どちらが優れているというわけではなくて(質だけを見れば基本的には日本のほうが断然優れているとは思いますけど......)、僕はそういったライセンス品ではなく本国で流通しているオリジンを探求するという遊びをしていますので、そこには執着してしまいます。
例え同じブランド名や商品名でも、日本人向けにリサイズされたうえに、生地も違けりゃ縫製も別の工場(米国企画は中南米で、日本企画は東南アジア)となったら、僕の中ではもう完全に別の商品なのです。
じゃあどういう風に違うの? とかそういうことは聞かないでもらいたい。国が違うんです。会社が違うんです。
良い悪いじゃない! 魂の問題なのだ! アメリカのブランドなんだからアメリカのやつが良いのだ!
で、サイズはXLにしました。これまではMサイズを着ていたんですけど、どうしても小さく感じるように。着心地的にも流行的にも圧倒的にビッグサイズのほうが今の気分ですし。
Mを買っていたときは、それでも大きめだと感じていたんですよ。
雑誌「POPEYE」がリニューアルしてシティ・ボーイが流行りはじめたばかりのときなんですけど、それまではタイト一辺倒の流れでしたから、Mでも普段よりはワンサイズ大きかったわけです。
それにしたって、着ているうちに妙にサイズが小さくなってきた気がするんですよね。Tシャツってそんなに縮むかな? 謎ですね。
いつの間にかタグが新しくなっていました。これまではタグレスのプリントだったのに、まさかのネームタグが復活。時代に逆行しているような気もしないでもないですが、タグレスよりもこっちほうがプリント用のボディに使いやすいらしいのです。なるほど......
ただしどうも気になるのが、生地の厚さ。これ、絶対に以前より薄くなってるだろ......
チャンピオンもそうなのですが、近年の原材料の値上がりのせいなのか技術面の問題なのか、どれもこれも生地が薄くなっているように感じてしまいます。
以前のはもっとモッチリとしていたと思うんだけどなあ……。これじゃ「BEEFY(牛風)」とは言えないんじゃないのかしら。「GOATY(ヤギ風)」に変えたほうがいいんじゃないの?
これをヘヴィウェイトと呼ぶにはちょっと厳しいんじゃない? というくらいの肌触りにはなっていると感じます。感覚的にはミドルウェイト。
こうなると生地に関しては日本企画のほうが厚い可能性もあるし、僕みたいに偏屈ではない方は無難に日本企画を買ったほうが良いかもしれませんね。
以前インポートショップの方から聞いた話で、Hanes や Fruit of the loom の並行輸入品は、タグしかり、生地しかり、パッケージしかり、品番しかり...... そいういったもろもろの仕様がコロコロと変更されて一貫性が無いため、定常的な商品として扱うことが難しいらしいのです。パックTやソックスなどはコンスタントに同じ商品を仕入れられないとのこと。
なので僕は逆にこういう仕様変更があると、たとえ劣化だったとしても「いやはやアメリカっぽいなあ…。」などと思ってニヤニヤしてしまうのです。もはや変態。
とは言え。いざ着てみましたら、このXLのサイズ感が抜群すぎまして。
もちろん着る人の体形に依りますのであくまで僕自身の話で、身幅と丈のバランスがすこぶる良い。僕は着丈が80cmを超えるあたりから長すぎてだらしなく感じるのですが、このアメリカBEEFYは丈が75cm前後なので、ちょうどよいゆったり具合に収まります(繰り返しますが僕個人の好みの話です。責任持ちません)。
袖口も広いので風がヒューヒュー入ってくるし 、見た目も着心地も全部バッチリ。
これは思い切って買い直してよかったなぁ。まだまだ着れるMサイズを5着くらい処分したので、もったいなくも思っていたんです。でも大正解。これはネイビーも買ってしまうかも。
そういえば大学時代に、160cmくらいのキッズサイズのBEEFYを買って着ていたことがあったっけ......。生地も明らかに上記のものより厚くてモッチモチだった印象。
いしだ壱成なみにピッタピタのサイズ感で。セレクトショップで買ったので、店側もそのサイズを推奨していたということになるけど、時代とは言えさすがにすごい。
そして、そんなサイズを着れていた自分ですよ。当時は一体どんな体形をしていたんだろうか。ナナフシみたいだったんだろうな。
160cm ⇒ M ⇒ XL ...... なんとかここで打ち止めになりますように......
最後に、こちらも参考まで。
チャンピオンもやっぱり米国物が良いよってお話です。