「カットソー」ってもはや「ロンT」のことを指す言葉になってますよね。
というかそもそも、元となった「cut and sewn」という言葉自体、実際に諸外国で使われているのでしょうか?
なので「カットソー」って言葉はどうも胡散臭く且つ薄ら寒く感じてしまい、あまり積極的には使いたくありません。
てなわけで「ロンT」です。ここまで完全な日本語になってれば逆に潔いというもんです。
僕、ロンTを単体で着ることがあまりなくてですね。どうも半端な感じがしちゃうというか。チープというか。何故か半袖Tシャツよりもずっと下着感を感じちゃうんですよね。
なので、防寒とコーディネート両面において「重ね着用」という認識です。
ただしそのロンT、僕にはどうしても譲れない条件がありまして、
絶対に袖口がリブじゃないと嫌なんです。
袖口が折り返し縫いや切りっぱなしだと、どうも落ち着かなくてですね。
ひらひらしてる状態が気持ち悪くて嫌いなんです。
手を洗うときに袖まくりもできないし、上に着るものがスウェットや普通のセーターが多いので、それと同じようにリブになっていないとインナーの袖口がどうも所在なく感じてしまうのです。
ところがとても不思議なんですけど、日本のメーカーは袖口がリブのロンTを作らないんですよ。
どれもこれも折り返し縫い。何なんでしょうか?
▼ユニクロ
▼無印良品
皆無というわけではなく一部にリブ袖も見られますが、UNIQLO U(海外!)だけだし。
無印では「ムラ糸」とかいうモデルだけで、いわゆるベーシックな定番品はどれもこれも折り返し縫いです。
なんでなの? 日本人のみなさんは袖口リブのロンTって嫌いなんですかね??
ということで僕がロンTを買おうとすると、「海外のモノしか着ない」という遊びとしての“マイルール”上だけではなく、着用に際しての好みにおいても海外モノを選ばざるを得ない状況です。
逆に言うと、アメリカもののロンTは袖口がリブ仕様なのが一般的で、締まってないもののほうが少数なんですよね。
ほんと不思議だ。
んで、一番気に入っているのはコレ。
これまでの記事でも何度か登場しているブランド、「PRO CLUB」です。
日本に正規代理店がないアメリカのメーカー。
ファッションブランドではなくボディ専門メーカーだから値段も超安い。
生地が分厚くて硬い。リブがギュンギュンで伸びない。
生地の厚さと締め付けの強弱は人それぞれ好みが両極端に分かれやすいポイントですが、僕は昔からこうじゃないとダメなんですよ。
PRO CLUBはヒップホップ系のブランドというイメージがあるので以前は僕も敬遠していたのですが、とにかくタフですし、いざ着てみたらサイズ感も言うほどデカくはなく(ショップの説明に書かれてるほど大きく感じません)、何よりも僕自身の好みやキャラがヨコノリのほうに寄ってきているので笑、そのイメージさえ気にしなければ「むしろコレ!」という気分。
サイズはLを着ていますが、今年はXLを買い増しする予定です。
次点はコチラ。
みんな大好きHanesのBeefy。お値段がちょっと上がりますね。
アメリカによく出張する友人がいるので、そいつにウォルマートで買ってきてもらいたい。
向こうのスーパーなら1着10ドルもしないそうです。
これは持ってます↓
アメリカ企画のチャンピオン。
形はいいんですよ、コレ。細すぎず太すぎず。
袖はちょっと日本人には長いですけど、縦長のシルエットなので、これに関しては単体で着てもシュッまとまる。
でも生地が頼りなくて、洗濯を重ねるとヨレてくるのが目立つ印象。
ほつれたり破れたりすることはありませんけどね。ま、悪いというほどではないです。
でもこれらと比較すると、PRO CLUBが断トツで安くて質が良いので。
私的ロンTレースでは、今のところはPRO CLUBが独走中ですね、はい。
ブランドも形も素材も、オシャレ感が皆無なのが良いです。
それに、丈夫なの超大事。
でも当ブログで一番大事なこと。
日本のメーカーや国内企画品じゃなくて、本物の海外アイテムであること。
日本に正規代理店がないってのが余計に熱くさせてくれます。
洋服は、着ることやオシャレをすることなんかよりも、ブランドやロゴや生産国やアイテムの背景にこだわってただ自己満足するだけのほうがずっと楽しいぜ!
......という、時代と逆行する楽しみ方を推奨するのが当ブログです。
どうぞよろしくお願いいたします。