当ブログではひさしぶりに取り上げますが、僕は「CASIO STANDARD」、いわゆる「チープカシオ」をいろいろとコレクションして、普段から使い分けています。
アナログ時計に関しては個人的に、これまで20年以上、白い文字盤のものしか使ってきませんでした。
ところが、ふと青文字盤のものを例外的に買ってみたら、これまでにない新鮮さもあって思いのほか気に入ることとなり......
自分の禁を破って一本買ってしまったら、タガが外れたようにカラー文字盤のものに興味が湧いてきて......。
そんな中で一番気になったのが、ティファニーブルー。
チープカシオとは真逆の世界である高級時計でちょっと前に話題になった、PATEK PHILIPPE と ROLEX の、ティファニーとのコラボ。
もちろんそれらの本物が買えるわけは微塵もありませんが、そのブームに乗じて、TIMEX や Swatch といった大衆向けメーカーからも同じようなターコイズブルーの時計が続々とリリースされました。
そしてそれを追うように、ついに満を持して我がカシオからも発売。
こちらも発売日には多くの時計好きや転売業者が食いつき、即日完売。もう入手は不可能かと思っていましたが、自分の中で忘れかけていた頃、在庫が少量補充されたタイミングで定価で販売されているのを楽天で偶然にも発見。
逃すことなく、コレクションに迎え入れることができました。
いま現在は残念ながら、楽天ではプレミア価格の出品しか見つかりません。
▼2024/3/20追記
たまにチェックしてると在庫が補充されていることがあります。今ならあります!
でもカシオもカシオで商魂たくましく、他のモデルでもこのカラーを展開。
こちらもすでに完売状態。
その後も続々とこのカラー展開は続いているようで......
こちらは海外モデルの並行輸入品ではありますが、まだ入手可能。
いや、むしろこのアナデジのほうがカッコイイんじゃないの? という気もしますが......。
さて、話は変わり。
3月21日は僕が大好きな大瀧詠一(大滝詠一)の記念日とされていて、毎年必ず何かしらのリリースがなされます。
今年はアルバム『EACH TIME』の40周年記念盤。
EACH TIME 40th Anniversary Edition
amazon:https://amzn.to/3Vc2vCx
生前からこのようにヴァージョン違いを何度もリリースするアーティストで、僕もすでに4~5枚持っていますので、今回はもう買いたくはないんですけど......
このジャケットのカラーはティファニーブルーではなく薄いエメラルドグリーンですが、こういった青緑やターコイズブルーっぽい色を見ると、このアルバムとその時代感を思い出し、胸がキュッとするようなセンチメンタルでノスタルジックな気持ちになってしまう(とはいえ僕が最初にコレを聞いたのはだいぶ後追いで、20歳もとうに過ぎてましたけどね)。
だからティファニーブルーの時計は、僕にとって大滝詠一のイメージでもあるんです。
このジャケットカラーを決定づけたであろう収録曲、「ペパーミント・ブルー」。
僕は大滝詠一の曲の中で、これが一番好きなんです。
ただし問題があります。
このカラー、これからどんどんダサいと思われるようになってくる可能性があって。
「ダサい」とはなにか? これは僕の定義では、“流行からの距離感” ということです。超簡単に言ってしまえば、「流行り終わったものはダサい」ということ。大衆にゆきわたり、飽きられてしまったものはどうしてもダサいと思われてしまう。
で、このティファニーブルー・フェイスの時計。高級ブランドの後追いで TIMEX、Swatch、そしてCASIOという量販メーカーが出した時点で、もうこれは既に “ダサい” と言えるのかもしれない。実際、上記のとおり、直近でリリースされたアナデジのモデルは可愛いにもかかわらず、在庫も残っていて大きな話題にもなっていませんしね。
でも「大滝詠一カラー」でもあって、個人的には流行とは関係なしにすごく好きな色(コーディネートは難しいんだけど)。流行が終わっても自分の中で飽きたり恥ずかしくなったりせずに着けていられればいいな......。ちょっと自信はない。
逆に、流行りに乗って使い捨て...... みたいなのが好きな人にもすごく良いんじゃないかと思います。それはそれで楽しい価値観ですからね。僕もそんな風に愛せたらいいのに、水のように透明な心ならいいのにとは思いますが、なかなかそういう性分でもないもので。
飽きたくないし、ダサいと思われたくないし。なので次はまた大人しく、白い文字盤の時計に回帰しようかなと思っている次第です。
いや、実は.........
次はピンク文字盤の時計が欲しいんですけどね。
藤原ヒロシがピンクのROLEXを持ってて(プレゼントされたらしい)、それがまた可愛かったんですよ。
それを元にして、TIMEXやCASIOがまた真似っこしてカラバリを出してるんです。
ちっくしょーコレ好いなァ!
でもまだ海外のCASIOのサイトとSNSでしか目にしておらず、日本にはまったく入って来ていないっぽいんですけど。
TIMEXはこちら。
あー。白文字盤しか着けないという自分のルールをたった一度でも破るべきじゃなかったな。キリがなくなっちゃうもんね。
う~ん............