僕がコレクションしながら愛用している時計は、CASIOのスタンダード・モデル、いわゆるチープカシオと呼ばれているものです。
当ブログでもチープカシオについて書いた記事はアクセス数が多く、今はブームを超えて時計の一ジャンルとして定着したんだなという印象を受けます。
僕はもともと “チープカシオ” という名称がつくずっと以前から、サブで使うための時計としてCASIOを常備していて、誰よりも早くその使い勝手とデザインの佳さに気づいていました(自慢)。
実際、ショッピング中に洋服屋の店員さんから「それどこの時計ですか?」と聞かれたことが何度もあります。それくらいデザインが良いにもかかわらず、このCASIOのスタンダード・シリーズはファッションアイテムとしては認知されていませんでした。
しかしその後、チープカシオと呼ばれはじめ、いよいよブームが到来。そこで自分もブームに乗っかり、「これから時計はCASIOだけでいいや」 「しかも安いから、たくさん買い集めてコレクションしていこう」という方針になったわけです。
さて、僕はそんなCASIO派になるよりずっと前から、アナログ時計を買う際に、あるルールを自分に課してきました。
それは、「アナログ時計は白文字盤に限る」というもの。
そのエピソードは当ブログで下記のモデルをご紹介したときに書きました。
そのルールは自分にとってまったく苦にはならず、好みが変わることも飽きることもありませんでした。むしろ時計を選ぶ際に自然と振るいにかけられるので、とても便利なルールです。
ところがです。生きていると何があるかわかりません。突然、白以外のある色の文字盤が魅力的に見えてきたのです。
それが、ブルー。
きっかけは、いま高級時計でブームとなっているティファニーブルーかもしれません。もしくはインスタで何かを見たのかもしれません(CASIO関連のハッシュタグをいろいろフォローしているので)。
はっきりとはよく覚えていませんが、確実に青文字盤が気になる。
そんな折、白文字盤のアナログがひとつ、電池切れしてしまいました。チープカシオって、電池交換するよりも新しく買ったほうがずっと安上がりなことが往々にしてあるんです(決してエコな話ではないので、それもどうかと思いますが)。
そしたらね、もう、ちょっと、ひとつくらいは自分の禁忌を犯してしまってもいいんじゃないかな……と。
CASIO STANDARD / MTP-VD02D-2E
あーーー。20年も守り続けてきた自分ルールを破って、ついに買ってしまいました。
※在庫復活!↑
◆追記◆
上記、売り切れちゃったので別の青文字盤モデルを追加しときますね。
↑これはイチオシ
とにかく新鮮です。デザイン的にはとてもシンプルなモデルなのに、色が青いだけでアクセサリーとして立ってくる。
秒針が黄色というのもなかなか良いアクセント。
そしてケースも真鍮製なので、チープカシオらしからぬ重厚感がある。プラスチックじゃないので決して安っぽく見えない。
そして僕はネイビーの服が多いので、当然相性もいい。
ああ、これはいい愛人ができてしまった。あまり深入りはせずに、あくまで遊びと割り切って付き合っていかなければ。
でも今後もしも、高級時計風のティファニーブルーや、藤原ヒロシがつけているROLEXみたいなピンクの文字盤が見つかったらどうしよう……。一度白以外にも手を出してしまったら、もうその他も買わない自信がない。
あとこのモデル、実は白文字盤もあるんです。
これは普通に欲しい。
やっぱり僕には白が一番。それは変わらないと思います。好きよ。でもね…… たぶん…… きっと……
でもこのモデル、エンジなんかもあるんだもの。
いや、見なかったことにしておきましょう。
ちなみにこれ、ベルトも立派なのがついてまして、調整に工具が必要な “板バネ式” だったんですよね。普段なら時計屋や修理屋へ持ち込みますが、それではせっかくのチープカシオが割高になってしまう。
てなわけで、はじめて自分でやってみました。
意外と簡単にできました。
調子に乗って家にある他の時計もやってみたところ、固すぎて外れず。なんでもかんでもできるってものでもなさそう。
なので今度は専用の工具を買ってみてもいいかもしれませんね。
今月はネタが豊富でブログもたくさん更新できてよかったです。
それでは、また。