とってもおしゃれブログ

へそまがりな洋服好きの中年が全然おしゃれじゃない偏屈アイテムについて個人的な思い入れを語るブログです。

【告知】 フリーマーケット出店のお知らせ

こんにちは。今回はお知らせです。

 

年明け、2024年1月8日(月・祝)に、東京の代々木公園で開催されるフリーマーケットへ出店者として参加します。

©Koji Yamada

 

 

フリーランスのファッションアナリストで、ワークマンの公式アンバサダーとしても活躍している僕の友人、山田耕史氏との共同出店となります。

Twitter(X):https://twitter.com/yamada0221

www.yamadakoji.com

workman.jp

saito-d.hatenablog.com

hb.afl.rakuten.co.jp

 

僕はいま、全身を古着で固めるような服装はあまりしないのですが、古着はあくまでも「掘り出す」「集める」「調べる」ための趣味として割り切り、良いものを見つけたら着なくても買うようにしています。

「持ち飽きたものはメルカリで売って次の軍資金に充てれば、ある意味予算ゼロで半永久的に買い集める遊びができるぞ」と思いつき、罪悪感を過剰に持つことなく趣味に没頭できているというわけです。

 

▼齋藤のメルカリページはこちら

https://jp.mercari.com/user/profile/529419862?afid=3613478346

おかげさまで今では多くの方々にフォローしていただき、出品したものはそれなりのペースで消化することができています。

 

そんな中、「実際に対面で商品の説明をしながら販売してみたいな」と考えるようにもなってきました。とはいえ知識も経験もなく突然古着屋をやるわけにもいきませんので、そうなると当然フリマということになります。

10年ほど前、行きつけの古着屋が不定期開催していた店頭フリマへ継続的に参加していたことがあり、酒を飲みながらワイワイとお祭り感覚でやっていたのが楽しかったことを思い出して、またやりたくなったというのもひとつの要因。

そんな思いをツイートしたところ、友人の山田耕史氏からの参加希望もあり、勢いで決めてしまった次第。

 

僕の興味対象はいわゆる “レギュラー古着” と呼ばれる、骨董的な希少価値の付いていないアイテム類。骨董として扱われて既に市場価値の定まっている “トゥルー・ヴィンテージ” とは違い、自分で情報を調べなければいけないし、その良さや面白さを他の方に伝えるには説明が必要です。

これまではメルカリの説明文とTwitterだけでそれを行ってきましたが、ついに対面でやってみようと思います。

 

......などと大袈裟に言いましたが、何百も出店されるフリマイベントに参加して、ひとつブースを構えるだけのハナシです。何ら特別なものではありません。これまで当ブログやTwitterをご覧いただいている方と直接お話もできればと思いますので、ぜひお気軽にお越しくださいませ。

 

もちろん、何も買わなくてもOKです。押し売りもしません。コンビニで酒でも買ってきて新年会でもやりましょう。

 

なお僕のほうの売値は、いかにもバザー的な数百円といったものではなく、メルカリの出品価格から送料と手数料を引いたくらいの値段を想定しています(大体3~4割安くらい?)。

他のブースよりは高いはずなので、フラッと来た通りすがりのお客さんにはあまり売れないと踏んでいます。あくまで各フォロワーさんや当ブログの読者様をターゲットとしようかなと思っています。

とはいえ呼び水は必要ですから、帽子など小物類を中心に数百円のものも用意しますし、あと......その場のノリだったり、酒が入ったりしたら実際はどうなるかわかりません!

 

もし来ていただけましたらオフ会のような感じになりますので、ちょっと気恥ずかしいところもございますが、「アド街を見た!」くらいのサービスはできるかと思います。ぜひ変に気負うことなくお気軽に足を運んで探していただければと思います。

(あ、話しかけずにこっそり見てもらっても全然かまいませんよ!)

 

もちろん山田耕史氏もブースで一緒に応対差し上げますので、ファッションの相談をしたり、ワークマンの商品開発の裏話を聞いてみてもよいかと思います(何を出品するのかは僕もまだ知りません!)。

 

東京近郊以外でメルカリをフォローいただいている皆さまにおかれましては大変恐縮ではございますが、メルカリも引き続き出品はしていきますので、今後もご愛顧いただければと思います。売っては買い、売っては買いをしていますので。

 

【 出店概要 】

■日程: 2024年 1月 8日(月・祝)

■会場: 東京・代々木公園 イベント広場

■開催時間: 9時頃 ~ 15時

■ブース参加者:

・山田耕史(ファッションアナリスト)

・齋藤(当ブログ運用者の中年男性)

www.google.com

 

僕は早朝7時半頃から準備に向かいます。来れる人はそのタイミングから来てもらってもいいですよ。イヒヒ、朝酒じゃ。

 

今後このブログでも、当日持っていくアイテムを事前にチラ見せしていけたらな~と思っています。

 

それでは来月、どうぞよろしくお願いいたします!

 

訴えたいことが無いんです。

突然、黒がしっくりくるようになりました。

 

黒い服は数年おきペースで、定期的に着たくなる気分が巡ってくるのですが、毎度毎度なんだかイマイチな気がして、一瞬でそのマイブームは過ぎ去っていました。

ところが今回の黒気分は、これまでとは違って妙に馴染む。自分の中で奇を衒った感じがまったくしません。

 

さて、以前、この画像に対して「黒い服を着た人がいない」と感想と自論を述べたところ、Twitterで4ケタ程度拡散されたことがありました。

黒は90年代くらいまで、カラバリの中で真っ先に選ばれるようなベーシックカラーではなかったと考えています。もちろんラインナップとしては普通に存在してましたけど、どちらかというと尖がった人たちが好んで着る色でした。

「ロック」な人、美容師、ギャルソンヨウジ、ゴス......

ディスコの受付や初期ヴィジュアル系バンドは「黒服」と呼ばれていたことからも、黒が “普通” ではなかったということがわかると思います。

「ロック」とカッコ付きにしたのは、ロックの中でも黒いイメージなのはロカビリーやNYパンクやヘビメタのような、どちらかというと古臭くておっかないほうの人たちだったから。過激さの象徴でした。

 

例外的に黒が多かった印象があるのは外套くらいでしょうかね。

 

その潮目が変わってきたのは意外と最近で、エディ・スリマンとやらがクリスチャン・ディオールのデザイナーになって、(古臭いほうの)ロック・スタイルをリバイバルさせて以降だと思っています。2000年代半ばくらいから「まずは第一に黒」「黒が真っ先に売れる色」という価値観になったという気がしています。

エビデンス” は無く、あくまで肌感覚なので、断言はできないんですがね。

 

それが僕の自論なんですけども、別に黒が嫌いというわけではないんです。

ただ僕自身が、そういう過激で強いキャラではない。そして基本はオルタナの人間なので、古臭いロックっぽい格好には抵抗がある。黒を着ると “かっこつけ感” が出てしまって、どうも照れくさい。しかも2010年以降は世間で黒い服が一番多くなり、みんな真っ黒なので、外出したときにうんざりしてしまう。

そんな背景があり、黒は好きながらもあくまでカラバリのひとつという位置づけで、ネイビーを自分のベーシックカラーとするようになっていきました。

 

そして、久方ぶりにやってきた黒のマイブーム。それが、これまでとはどうも違う。

上下黒でも、自分で “かっこつけ感” を感じない。奇を衒った感じがしない。

なんでだろう? と、鏡を見ながら考えました。その結果なんとなくわかったのが......

 

加齢だ。

 

白髪も混ざり始め、顔はガサついて、小皺やシミも出てきました。身体もたるんで丸くなりました。

それが黒の強さを感じさせなくなって、バランスが取れてきた。若い子が黒を着たときのような、イキりや無駄な自己主張が表に出ていない気がする。

 

今回の黒ブームの始まりは夏でしたが、冬も継続です。もしかしたらこのまま、黒もマイスタンダードに追加されるかもしれません。

 

そんな中で今シーズン買ったアウターが、OAKLEYのこちら。

 

経緯はこちらの記事に書きました。

 

教えてもらったところ、オシャレーブランドの「ACRONYM」や「KIKOなんちゃら」あたりが発端となって「テック系」というキーワードが広がり、その流れから、古着を中心にOAKLEYが注目されるようになってきているようです。

でも新品のインラインはまだ注目されていないはずなので、今が狙い目かと。

 

こちらは日本企画のアイテムですが、代理店のライセンス商品ではなく日本支社が企画開発している商品ですので、マイルールとしてもアリとします。

USサイズと日本サイズが違ってて、日本サイズはワンサイズ上の表記。

amazonで買ったのですが、僕としてはUSのXLを注文したつもりが、届いたのは日本XL。「しくじった!」と思ったものの、袖を通してみたら意外にもイメージどおり。もしもUS XLだったらオーバーサイズすぎて着づらかったかもしれません。結果オーライ。

 

内側がキルティングになっており、ポケットも多数。バッグ要らず。こういうところの機能性は日本企画ならではかもしれません。

 

裾に同色でさりげなくロゴマーク

 

逆にこういうのは、いかにも日本企画な悪いところ。完全に不要だし、書いてある内容もダサい。目立たないからいいけど。

 

なによりあったかい。着た瞬間にダウンに劣らない保温性。

 

全体的に丸っこく、黒だけどシュッとしすぎていないのも僕に合っているポイント。

経験上、こういうタイプは着込みすぎるとみすぼらしくなってくるので、そうなったら買い替えなきゃね。でも我ながら良い上着見つけちゃったな。

hb.afl.rakuten.co.jp

上記リンクは今シーズンのもの。ポケットの位置などが変わっています。こちらも変わらず良さげ。

 

www.beams.co.jp

BEAMSでも取り扱いがありました。

 

www.oakley.com

オフィシャルではセール中。在庫僅少。

 

これまでは苦手だった真っ黒いズボンも数本買ったし、ハイゲージニットはもともと何着か黒を持ってるし、今シーズンの一張羅は全身黒でいきたいと思います。

 

イメージは作詞家の松本隆さんです。松本さん、近年は意識的に全身黒で固められてて、とても格好いいんですよ。

https://www.instagram.com/takashi_matsumoto_official/

www.instagram.com

www.instagram.com

 

Arc'teryxのオシャレーラインが多いっぽいですね。足元はいつもNew Balanceで。他のアイテムも僕なんかとは違って全部ブランドものでしょうけど。

 

と、今冬は黒い服ばかりを新調していますけど、ネイビーを嫌いになってはいないので、それを外すこともないとは思います。

なんと言っても基本中の基本であるジーパンが紺ですからね。

 

それでは、また。

 

www.youtube.com

ぼくの自由研究 ~めざせ日本一のラスララー

いま注目している古着ジーンズとして以前当ブログで紹介した、Wrangler系列の廉価版ブランド “RUSTLER(ラスラー)”。

これを書いたときはまだ最初の一本を買ったばかりで、なんの深掘りもしてはいませんでしたが、その投稿の中で

  • 装飾を廃したミニマル・デザイン
  • 極厚でゴワゴワな生地(補足:ワークウェア・ブランドという位置づけらしい)
  • アメリカでは大手スーパーで売られている大衆的アイテム
  • 日本未展開
  • 国内流通していないのでほぼ古着でしか手に入らない
  • しかし古着では不人気のため相場が安い
  • これまで研究対象とはなっていないので品番やディテールなど謎が多い

といったことに触れました。

 

その後、ブレイクというにはまだまだ程遠いながら、じわりじわりと世間での注目度も上がり始め、ファッション系メディアで取り上げられる機会も出てきました。

人気ファッション誌『Begin』で扱われたときの記事を読んでみると......

www.e-begin.jp

これ、間違いなく当ブログの内容を参考に書かれてますよね。

というわけで、僕も勝手にスクショを掲載してやります。えいっ。

 

他にもつい最近、「HOUYHNHNM」の連載 【で、NEW VINTAGEってなんなのさ?】 でも取り上げられ、

www.houyhnhnm.jp

 

ラングラー〉自体が3大デニムブランドと称される〈リーバイスLevi’s)〉や〈リー(Lee)〉に比べると、ちょっと格下に見られがちで、しかもそのセカンドラインは正直ちょっと…と見られているのは事実。ですが、最初に話した価値観の違いでいうと、“だからイイ”という逆転の発想もありまして

ディテールは廉価ブランドらしく、補強用のリベットやポケットの飾りステッチもなく、フロントはトップボタン+ジップといった感じで、よく言えば“ミニマルでシンプル”(笑)。ネームタグは年代によって差異があるみたいなんですが、色々と見ていくと混在していたりもして、その辺は謎(笑)

 

その他にも、現在はRUSTLERブランドのオフィシャルサイトは閉鎖されているにもかかわらず

本国の公式サイトを調べたところ、現在は巨大スーパーチェーンの「ウォルマートWalmart Inc.)」と「ケイマート(Kmart)」のみで取り扱っているそうです

などなど、その着眼点や表現の中に、当ブログを事前に読んだうえで語られているとしか思えない内容が書かれていました。

 

まだRUSTLERを一本しか持っていないときに記事を書いたのに、日本での情報があまりにも少ないせいで、当ブログがRUSTLER研究の原典みたいなことになってしまっているんです。

なんせ 【 RUSTLER ジーンズ 】 で検索すると、このブログが一番上に出てきてしまいますから。嬉しいような困ったような、なんとも言えない気持ちです。

 

ちなみに、もうひとつRUSTLERについての情報源となっているのがオンライン古着ショップの「instantbootleg store」さんなのですが、このショップと、上記フィナムの古着屋、そして僕の三者。実はちょっとだけ関連がありそうなんです。詳細は伏せますが、要するに「注目するようになったきっかけや出どころが同じ」ということです。

instant-bootleg.com

 

たった一本買っただけなのに、期せずして日本でのRUSTLERに関する情報の大元となってしまったわけですが、その後1年間、安く見つけるたびにチマチマと買い集め、今では10本前後を所持しています(一部はすでに売却)。

研究も進めて、さらにいろいろわかってきたり全然わからなかったりすることが出てきましたので、RUSTLER研究の第一人者となってしまった手前、ここでその成果を発表したいと思います。

 

ただし結論から言うと、「○○のようだ」「○○っぽい」くらいのイメージが掴めただけで、結局は何もわかっていません

僕ひとりで調べるのは限界があるので、これから以下にまとめることを基にして、ぜひ皆さんも一緒に調べてもらえればと思います。

 

 

【 品番/モデル 】

▼ 87619

●モデル名:Rustler Regular Fit Straight Leg Jean

Walmarthttps://www.walmart.com/ip/Wrangler-Rustler-Men-s-and-Big-Men-s-Regular-Fit-Jeans/5684047

こちらがRUSTLERで最もベーシックなモデルのようで、数も一番多く出回っています。

コインポケットが付いていない4ポケット仕様で、形は若干テーパードしたストレートフィット。シュッとしてきれいめな印象です。

 

ネームタブはエンジベースに黄文字。「エンジタブ」もしくは「赤タブ」と呼んでいます。

なお、これ以前のUSA製の時代のものになると、黄色ベースに赤文字の逆転した配色となります(後掲)。

 

hb.afl.rakuten.co.jp

hb.afl.rakuten.co.jp

 

 

▼ 87621

以前あったオフィシャルサイトのラインナップには存在せず、ウォルマートのサイトにも現行品が見当たりません。

ただし古着ではよく見かけるので、かつてはスタンダード・モデルのひとつだったと思われます。

 

90'sよりも前のMADE IN U.S.A.のもの。

以下は中米製。

87621の形はまっすぐなストレート(501程度にはほんのりテーパード)。

こちらもコインポケットが付いていない4ポケット仕様。

87619といくら見比べても、正直、違いと言えるほどの違いを見つけることはできません。敢えて云うならこちらのほうがスリムフィットな気もします。しかし同サイズ・同年代どうしで比較できていないので、詳細はわかりません。

ただし形は間違いなく普通のストレートです。

 

ネームタブ。USA製は黄色ベースの赤文字です。「黄タブ」と呼んでいます。

ジッパーはTALONの両爪。42ではありません。いわゆる棒TALONですかね。

 

もう一本の中米製は通常のエンジタブ。

 

なお、87619 のUSA製はなかなか見かけませんが、87621 のほうはUSA製が多い印象。そして現行品にはもうこの品番が無い......

ということは、かつてはこの「87621」が最もベーシックなストレートモデルに付けられていた品番で、あるときから「87619」に変更された、なんてことも考えられる......?

hb.afl.rakuten.co.jp

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▼ E7621

突如として現れるアルファベット。こちらも旧オフィシャルサイトとウォルマートには掲載がありませんでした。

形はどストレート。

もしかしてコレ、一文字違いの「87621」と同様ではないでしょうか…? 「E=Eight」と考えることもできそうです。でもよくわかりません。完全に謎。

はい、こちらも普通にストレートで、こまかい違いまではわかりません。

普通にエンジタブ/赤タブです。

 

hb.afl.rakuten.co.jp

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▼ 87631

旧オフィシャルサイトには未掲載でしたが、ウォルマートでは発見できました。

●モデル名:Rustler Classic Men's Regular 5 Pocket Jean

Walmartthttps://www.walmart.com/ip/Rustler-Classic-Men-s-Regular-5-Pocket-Jean-Prewash-42W-x-32L/851678031

こちらはコインポケットが付いた5ポケット仕様となっています。特徴がわかって嬉しい。

形は細身のストレート。コインポケットの有無以外は、前掲のモデルとの違いはわかりません。結局どれもこれも普通のストレートで、こまかい違いなんて全然わかんないんですよ!

ところが......

突然、黒ベースの黄文字。これは「黒タブ」です。

色が違う理由は全然解明できてません。何なのこれ。

 

hb.afl.rakuten.co.jp

↑ エンジタブだし......

 

 

▼ 品番不明

形だけを見て 87619 なのか 87621 なのかを判別できるようになったら一人前です。87619な気はしますが、僕にはまだわかりません。

ただし内タグの素材がちょっと違うことはわかります。前掲の各種メキシコ製よりも、これのほうがちょっとだけ古いと思われます。90年代でしょうか。

 

 

▼ 89661 corduroy

USA製のコーデュロイ

この品番「89661」はコーデュロイに付与されたものなのか、それともシルエット別になっているのかは不明です。

形は細身のストレートです。

前掲の「87621」もそうですが、USA製のものはヒップまわりがゆったりしているように見えます。

 

こちらも両爪の棒TALON

USA製ですが黄タブではなくエンジタブ/赤タブ。もう法則がわかりません。

 

 

▼ 87620

気付いた人もいるかもしれません。実は番号がひとつ飛んでいたところがあります。ストレート2種「87619」と「87621」の間となる、「87620」。

これが現時点での最大の謎です。

 

この品番は旧オフィシャルサイトに掲載があり、そこでのモデル名はこちらでした。

「Rustler Regular Fit Boot Jean」

はい、ブーツカットですね。

 

ウォルマートでも現行品の取り扱いがあります(ただし品番の記載はナシ)。

●モデル名:Wrangler Rustler Men's and Big Men's Regular Fit Boot Cut Cotton Jeans

Walmarthttps://www.walmart.com/ip/Wrangler-Rustler-Men-s-and-Big-Men-s-Regular-Fit-Boot-Cut-Cotton-Jeans/5982554?athbdg=L1600

 

サイズが合わずもう売却しましたが、USA製のものを一本だけ所有していました。

明らかにブーツカットです。生地もいい感じでした。

 

USA製時代特有の “黄タブ”。

 

ところが。僕はこの他にも「87620」を所有しています。

超ストレート。

針すなおよりも素直なまっすぐ具合。曲がったことが大嫌いな原田泰造も文句はないでしょう。

しかも、これ以外にもストレートの87620を持っていたことがあります。なので、内タグのつけ間違いではないんじゃないかと思っています。

 

ちなみにエンジタブ/赤タブです。

 

もう、さっぱりわかりません。何もわかりません。推測すらできません。

どうやら87620にはブーツカットとストレートが混在しているように思われますが、でもそれすらもまだ確信には至っていません。だって、ブーツカットを裾上げしてストレートになってしまっている可能性もゼロではないじゃないですか。

とにかく意味不明です。

 

《 87620のブーツカット

mission-gs.shop-pro.jp

www.ebay.com

 

《 87620のストレート 》

hb.afl.rakuten.co.jp

www.2ndstreet.jp

www.2ndstreet.jp

 

 

なお、上記の他にも、以下のような未所有の品番があります。

 

▼ 87623

store.shopping.yahoo.co.jp

これもストレート

 

 

▼ 87624

モデル名:BOOT JEAN

おそらくワイドシルエットのストレートなのではないかと......

hb.afl.rakuten.co.jp

 

●メルカリ:https://jp.mercari.com/item/m35656807656?afid=3613478346

 

 

▼ 87652

モデル名:Rustler Five Pocket Relaxed Fit Straight Leg Jean

www.ebay.com

またストレート......

 

 

▼ 87669

Rustler Men's and Big Men's Relaxed Fit Jeans

https://www.walmart.com/ip/Wrangler-Rustler-Men-s-and-Big-Men-s-Relaxed-Fit-Jeans/53171853

太めのストレート。

 

●メルカリ:https://jp.mercari.com/item/m85593455387?afid=3613478346

 

 

▼ その他

ぺインター(カーペンター)なんかもあります。これはわかりやすいですけど、品番は不明。

https://www.walmart.com/ip/Wrangler-Rustler-Men-s-and-Big-Men-s-Straight-Leg-Carpenter-Jeans/5982577?athbdg=L1600

 

 

まだまだいっぱいありそうです。

 

というわけで、ここまでは品番別で見ていきましたが、

  • ストレートだけでも無数に品番が存在する
  • 品番ごとのこまかい違いまではよくわからない
  • ブーツカットとストレートが混在している品番もある

と、よくわからないということがよくわかっていただけるかと思います。

 

 

【 カラー 】

品番の後ろについているアルファベット表記がカラーを表しています。

PW:Prewash(ワンウォッシュ)

 

SW:Stone Wash(ストーンウォッシュ)

 

NV:ネイビー(濃紺)

※USA製時代。コーデュロイもあり。

 

SR:不明(ストーンなんとか? なんとかリジッド?)

 

▼ ブラック系

CB:Coal Black(炭黒)

https://www.walmart.com/ip/Wrangler-Rustler-Men-s-and-Big-Men-s-Regular-Fit-Jeans/5684079?athbdg=L1600

 

BK:Black(黒)

https://jp.mercari.com/item/m14844624454?afid=3613478346

https://jp.mercari.com/item/m35575545772?afid=3613478346 コーデュロイ

 

以上はわかりやすいし、推測もしやすいので特に謎はないかと。

 

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てなわけで、解明はできてきたけど、さっぱりわからない状況はまだまだ続いています。

他にも、Wrangler が BULE BELL社から VF Corporation社の傘下に変わったタイミングで商品はどうなったか......とかまで考えると、同社傘下のLeeも一緒に調べなきゃいけなくなったりするし、もうキリがないんですよ。

本当はこういうのを調べるのが古着屋やメディアの仕事だと思うので、こんな個人のマニアのブログなんかを参考せずに、仕入れた商品を見ながら自分で調べてもらいたいものです。

 

 

そして、最初にご紹介したフィナムの記事をもう一度振り返ります。

連載【で、NEW VINTAGEってなんなのさ?】Vol.74 正直あんまり…なんて声も聞くけれど でも、ラスラーは“逆にそこがイイ”。 | NEWS | HOUYHNHNM(フイナム)

 

その最後は、こんなふうに締められてました。

―その辺りの情報が体系化されていないんですね。

そうですね。年代ごとの細部の違いまでディグっている人は少ないと思います。“日本一のラスラーマニア”とか聞いたこともないですし(笑)

 

いますよ。ここにいます。

 

きっと他に、もっともっとRUSTLERに詳しい人は絶対にいるとは思いますが、少なくともそれを発信している人は今のところ僕の他にはいません(検索しても出てこないわけなので)。仕方ないので、これからもRUSTLERファンの代表として研究をしていきたいと思います。

でも今後、もしも人気が出て値段が上がってしまったら。そのときは何もなかったように他のものに手を出し始めます。何卒ご了承ください。

それでは、また。

 

▼おまけリンク

珍しく新品で仕入れているショップ。品番不明。

hb.afl.rakuten.co.jp


www.youtube.com