とってもおしゃれブログ

へそまがりな洋服好きの中年が全然おしゃれじゃない偏屈アイテムについて個人的な思い入れを語るブログです。

丸選手(CASIO STANDARD/A171WE-1A)

またチープカシオを一本買いました。

安いものは1,000円台から、高くても数千円で買えますから、お財布の中にちょっとだけお札があったり楽天のポイントが貯まったときにちょこちょことこまめにコレクションを増やしてます。

 

今回買ったのはこちら。

 

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【 A171WE-1A 】

 

hb.afl.rakuten.co.jp

hb.afl.rakuten.co.jp

 

 

 

ほんと面構えが良い。

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丸いけど、決してかわいくはない。端正な面持ちでしっかりカッコイイ。

 

もう完全に丸選手ですよ。

 

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https://mainichi.jp/articles/20210404/k00/00m/050/041000c

 

過去の投稿を見ると、チープカシオを買うたびに「かなりお気に入り」「こればっかり着けそう」と思わず言っちゃってますけど、今回もまさにそう。自分で「こりゃあ良いや」と選んで買ってるわけですから、どれもこれも気に入ってるのは当然。あとは、飽きるかどうか。

 

このあたりはそろそろ飽き始めてますね。

 

理由は「デカいから」。大きさがあると、どうしても着けてて気になっちゃう。ぶつけたりするし。冬は長袖だから袖口に干渉するので、特に。

でもデザインは今でも好きです。どれもこれも眺めるとニヤニヤしちゃう。超安物なのに。なのでまた夏になったら活躍するんじゃないかしら。

 

 

んで今回買ったものに話を戻しまして、このモデルの魅力は、前回買ったこれとまったく同じです。

 

デジタルなのに丸いこと。デジタルが丸いと、ほんの少しだけ違和感がある。

 

丸いデジタルは決して珍しくもないけど、単純に数だけ見ればデジタルは四角のほうが多いはず。その理由はいちいち僕がここで検証しなくても誰でも想像はつくでしょう。自然とそうなりますよね。

僕は昔から、四角いアナログ時計と丸いデジタルが好きでした。これまでその理由を考えたことなんてなかったけど、きっとその違和感が好きだったんですね。

 

んで、この「A171WE-1A」。これは海外モデルなんですけど、僕が見つけた直後からやたらとインスタで目にするようになって。何かがキッカケで流行ってるのかな? と思ったら、どうやら単純なハナシ、新商品だったようです。

 
 
 
 
 
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チープカシオは正式には「STANDARD」というシリーズ名ですから、昔からの定番デザインばかりかと思ってる人もいるようですが、実はけっこう頻繁にニューモデルがリリースされてるんですよね。ただしほとんどが海外モデルなので、日本ではなかなかその情報も得られない。

 

上記インスタでもわかるとおり、グレーフェイスのものもあるんですよ。

hb.afl.rakuten.co.jp

hb.afl.rakuten.co.jp

 

よりシンプルでかっこいいですね。でも日本だとこっちのほうがちょっとお高い。値段が同じくらいだったら2本買いしたいのにな。

 

つけてみると……

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サイズ感もちょうどよくて袖口への干渉も少なそうですから、しばらくの間はこいつがメインになりそうです。

 

飽きなければね。

 

たくさん持っている中で最後にどのモデルが本当のお気に入りとして残ってくるか。そこは自分でもわからないので、自分で自分に興味があるところでもあります。はい。

I'm gonna wear forever.

以前も紹介したマイ定番アイテム、L.L.Beanのアノラック。

 

 

ようやく新しいものに買い替えたので、内容に重複もありますけど続編を書きたいと思います。

 

 

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微妙にマイナーチェンジ/アップデートをしながらL.L.Beanの定番品として長らくラインナップされているアノラック。

 

前世代のモデルはロゴも目立たず、その他装飾も省かれた非常にシンプルな見た目でしたが、現行品はロゴブームに合わせるように「カタディン・ロゴ」が復活。さらにドローコードやジッパーの紐もトラ紐に変更され、よりレトロなルックスになっています。

 

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hb.afl.rakuten.co.jp

※上記リンク先はジャパン・フィットの商品です

 

こちらが旧モデル、2000~10年代のもの。

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ルックスに関しては好みが分かれそうですね。僕は意外と旧デザインも嫌いじゃないです。

特にロゴの位置は胸じゃなくて裾のままでもよかったんじゃないかな。昔のヴィンテージも裾に付いてますし。あと正直、トラ紐も要らない。黒でよかった。

 

 

実はそれよりも大きく変わったのが切り替えのパターンで。

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袖がラグランになってました。腕がかなり入れやすくなっているので、これは改善ポイント。

 

そして

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襟が少しだけ高くなったので、ジッパーを締めたときの防寒性も高くなり、見た目のシャープさも増しました。ここも前モデルよりも良くなったところですな。

 

 

このアノラック、自分の中では特別好きというわけでもありませんでした。でもとても軽くて小さく丸められるので、温度調整のためにバッグに入れて常に持ち歩けてとても重宝していました。その結果、そんなに気に入ってるという自覚はまったくないにもかかわらず、超が付くほどの愛用品になっていました。無くては困るレベルに。

 

ところが前モデルのほう。これ、買ったときは大きめを選んだつもりだったんです。それが小さくなってしまって。でもこれに関しては体形の問題じゃない。

 

前モデルを買ったときはたしかもうPOPEYEがリニューアルしてシティ・ボーイが流行り始めていた頃。なので、シルエットもすでにオーバーサイズへ流れていたんです。でも、服が好きになったときからずっと20年以上もタイトじゃなきゃいけないという認識で生きてきましたから、いきなりズドーンと大きくすることはさすがにできなかったわけ。

以前の感覚ならジャパン・フィットのSサイズを選んでいたでしょう。それを流行に合わせて1サイズだけ大きめのMを選んだんです。もともと大きめに作られている服ですから、それでも結構ゆとりがあるように感じられていました。あくまで当時は。

 

ところが今、どうでしょう。もう、どう考えても小さい。

見た目がどんどんビッグサイズに見慣れてきたことはもちろんですが、アウターだけじゃなくて中に着る服のサイズも大きくなってきているので、そのせいで窮屈になってしまいました。

 

前述のとおりもはや無くては困るアイテムですので、このたび思い切って新調と相成りました。

 

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XL。しかもジャパン・フィットではなく米国フィットのほう。さすがに“気持ち大き目”というのを通り越してゆったり着られます。

 

でも柔らかい生地でテロっと下に落ちてくれますので、見た目的におかしいということもない。

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これを着ると、「あ~、おれの服だな」という妙にしっくりとくる感じがあります。思い入れと呼べるほどの思い入れはなかったはずなのに、結果的にマイ・スタンダードになってしまった。

 

しかもこの現行モデル、襟が高くなったおかげで、すごいUK感……特にリアム・ギャラガー感がある。

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ブリット・ポップ世代なので、そのあたりも「おれだ」って気分に拍車をかけてくれます。

 

米国フィットはアメリカからの取り寄せだったので11月に注文をして到着した頃にはもうすっかり寒くなってしまい、来春まで着る機会がなさそうですけども、また長らく、もしかしたら永遠に愛用することになりそうですな。

 

たぶん、Maybe……

 

 

www.youtube.com

欧米か

アメカジ古着では定番アイテムでありながら、「これ、いつどうやって着りゃいいんだよ」とつっこまれるためにあるような謎服、半袖スウェット。

 

夏には暑い。秋には寒い。

日差しが強く空気がカラっとしたアメリカ西海岸ではきっと重宝するであろうアイテムも、ここ日本の気候ではそのレーゾンデートルがまったくもって意味不明とされてきました。

 

僕はこれまで何着も買ってきました。中には恵比寿の「2nd-Boom」でデッドストックで買った60'sモノや、ナンバーではなく「?」とプリントされたものなど貴重なやつもあったけど、結局は出番が少なくて、ぜんぶ手放してきました。

 

いま持ってるのはこの一着のみ。

 

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Lightning Bolt のもの。

 

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MADE IN U.S.A.。

まだUS企画と日本企画の区別がちゃんとついていなかった時代に、セカストで見つけて買ったもの。

今ならば、タグにRN表記も無いし、レーヨン混の素材や染み込みプリントといったこだわりの作りからパッと見で日本企画のライセンス品だとすぐわかるので、きっとスルーしていることでしょう。

でも結果オーライ。作りと着心地がとても良く、しばらく気に入って着ています。特にレーヨン。現行品ではほとんどなくなったけど、レーヨンが入ってテロっと流れて落ちていく素材感のスウェットやTシャツの生地ってのは、何とも蠱惑的な魅力があります。

 

 

んで、そうなんです。ちゃんと着てはいるんですよ、今は。

 

 

これは明らかに温暖化による気候変動の影響でしょう。半袖スウェットがちょうどいい日が増えてきたんです。晩夏から秋にかけて、ちょっと肌寒いけど、歩いたり日向にいるときは少し汗ばむくらいの日。これまでは年に1回2回あるかないかだったそんな日が、ちょっとずつ増えてきました。さらに空調が効いた室内のことも考えると、これがちょうどいい機会はさらに多くなると思われます。

 

ところが、なかなか思い出さない。

 

せっかくそういう気候の日があっても、クローゼットを見渡した時に「半袖スウェットを着よう」と思いつくことができず、外出してから「あ! あれを着ればちょうどよかった!」と思い出すわけです。

※もしくは、ちょうどそんな気候の日に限って外出しない。

 

 

そんな折、これからもっと着たいなと思わせる出来事が。

 

先日、俳優の菅田将暉氏がバラエティ番組に出演し、そのときに着用していたスウェーデン軍のM59というズボンの相場が一気に高騰するという出来事がありました。

 

 

注目を浴びたのはズボンのほうだけでしたけど、そのときにトップスに着ていたのが半袖スウェットだったんですよ。

 

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https://www.oricon.co.jp/news/2209066/full/

 

60~70年代頃のスウェットですね。ブラック・ボディで、プリントはカンザス州立大学のカラーフロッキー。ブラック・ボディでカラーフロッキーなんて、ヴィンテージ・スウェットの王様ともいえるレア中のレア・アイテムですよ。探して出てくるもんじゃないし、出てきたとしてもサクッと買えるような代物じゃない。

もともと袖がぶった切られていたのか、自分で切ったのか。もとから切られていたなら相場より安めに買えそうですけど、もしも自分で切っていたとしたら、さすがはスターってなもんです。

 

番組内で触れられたうえに値段まで明かされて一気に話題となったズボンよりも、僕はむしろ「やっぱ半袖スウェットって良いなあ」と改めて思っちゃったわけですな。

 

そうだよな、わざわざ半袖スウェットを探さなくても、着なくなったスウェットをぶった切ればいい。てなわけで今、その犠牲者として候補に挙がっているのがこいつ。

 

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ホツレがあったり袖に小穴があったりするので、犠牲になるにはちょうどいいかなと。菅田将暉よりも長めの5分袖くらいにするといい感じかも。インナーにシャツやサーマルを着てもいいし。

 

ただ、ボディのほうが……

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80'sのHanesなので、今のところまだまだ「レギュラー古着」枠です。でも、このあたりもネクスト・ヴィンテージ/ニュー・ヴィンテージの範疇に入ってきちゃいましたね。近い将来(下手したら来年・再来年レベルで)、確実に今よりも価値が高まってくると思われます。

 

そうなるとねえ、袖を切ってわざわざ価値を落とすのもどうなのかと思っちゃうわけですよ……。着ないならば、このままメルカリで売ったほうがお金になるじゃないですか。

 

その価値と言っても、たかだか数百円・数千円レベルなんですけど。これだから貧乏はイヤだな。こんなボロの中古衣料にこだわっていないで、雑巾にして捨てるくらいの人間になりたいものだな。

 

袖が無くなって年に2~3回着ることになるのか、メルカリでドナドナされることになるのか。こいつの生殺与奪の権利はおれが握っている。

 

 

 

……その価値と言っても、たかだか数百円・数千円レベルなんですけど。

 

▼かっこいい半袖スウェット一覧

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